ステビアは食物由来の甘味料
天然の植物で最も安全性が高い甘味料として認知されているステビアは、元々南米パラグアイとブラジルの国境地帯に自生する多年生キク科の植物。ダイエットや健康食品にも使われ砂糖よりコストパフォーマンスが高いということで世界中で需要が高まっており注目されている植物です。
本当に安全？
100%天然甘味料のステビアは、発がん性や副作用など毒性は一切ないことが確認されています。これまで30年以上に渡り研究機関や大学で評価・確認がされていますので、日本だけでなく北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ・アジア各国で使用が認められています。
農業への活用
ステビアには植物の免疫機能を改善し、本来持っている病害虫への抵抗力をアップさせる成分を持っています。これには抗酸化作用もあり吸収されやすい性質も持ち合わせています。そこで、土壌にステビアを混ぜることで、元々土壌に生息している有用な微生物が増え土壌が改善されます。微生物が増えるとミミズも増えるので農作物の栽培に適した土壌が出来上がります。
作物の成長を促進
ステビアには甘みの他、ビタミンやミネラルもバランス良く含まれており、他の植物に吸収されやすい性質を持っています。よって収穫した作物は甘みだけでなく一段とまろやかな味になり、風味や旨みも増すことが期待できます。ステビアを吸収した農作物は、根の張りも良くなる為、養分の吸収効率が上がり作物の成長を促進。抗酸化作用もあるため農作物の日持ちも良くなるという利点も持ち合わせています。
当農園での取り組み
当農園では 鶏糞や牛糞と土着菌を混和する際、ステビア液を入れることにより堆肥中の微生物の活性化を促がし良質な堆肥を作っています。 既設のスプリンクラーを用いて、灌水と合わせてステビアを土壌へ撒いています。その結果、発根の促進・結実も改善。糖度の上昇と日持ちが良くなったことを確認できています。
